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価値の基準が変わる時代へ

桜が満開になって、数年ぶりに大勢の日本人が<お花見>を楽しむ光景が見られた今年の春は、国内において、全試合平均視聴率40%を超えたというWBC(ワールドベースボールクラシック)の侍JAPANの優勝によって、日本人の心に華やぎと喜びをもたらしました。

私自身は、特別野球ファンではないのですが、この度の侍JAPANに関しては、野球という特定のスポーツイベントという枠を超えた、崇高な<人間劇場>が繰り広げられていたことに大きな感動をもらいました。

普段TVはほとんど見ないのですが、こういう話題においては、取りこぼしが無いほどの取材力と映像の確保を徹底していたメディアの真骨頂を存分に共有させていただきました。そのおかげで、試合中の映像からだけでない、様々なエピソードを知る事になって、日本人はもとより、世界中の反響も特定の選手への称賛と共に、<チーム>としての精神の気高さに魂を揺さぶられたという感動を、享受し合えた結果になったのだと思っています。

伝え聞いたところによれば、栗山監督の信条の「信じて」「任せて」「感謝する」という徹底した<信頼>の精神の姿は、トップダウンの訓示とは真逆の、選手一人ひとりと同じ目線で真正面に向き合い、築き上げた見えない絆に、チーム全体が統合された<力の結晶>として成就されたといって良いかもしれませんね。

「信じて」「任せて」「感謝する」という精神性を、TVコメンテーターは口をそろえて、普通のニンゲンには出来ない。と称賛しきりでしたが、確かに、この荒れた世の中では、「信じる」より、まずは「疑う」ことで身を護るという意識を求められる日常がありますから、それに輪をかけて「任せる」「感謝する」なんてありえないと感じても仕方ありません。

このことは、例えば<犯罪>に対しての防御策としての意識に限定することかと思いがちですが、そうではありません。身の回りに縁をもつ人間関係の中で、この3つの意識がそのまま委ねられる相手がひとりでもいれば、幸せ。でも、現実は恋人にさえ「信じ切る」という心を持て余して宙ぶらりん状態で苦しむ人たちが増えています。

今回の視聴率40%の中には、普段は野球など見ない40代~60代の女性が随分いたそうで、その理由は、若い選手たちの人柄に魅かれたというのが多く聞かれたそうです。それは、SNSなどで、彼らが素顔のオフの時間を自ら発信していたことと関係があるようですが、彼らのように、ひとつの目標に人生をかけて邁進する過酷な環境においては、自分をよく見せるような<仮面>は意味がなく、作為的なものがない純粋さが伝わったともいえるでしょう。

<力>という価値観には、「お金」「権力」「権威」という揺るがしがたいヒエラルキーが存在している現在の社会ではありますが、それは、私たちが思い込まされてきた幻想の<常識>であることを、気づかされるキッカケになるかもしれません。多くの人が、無条件で感動させられたこの「信じる」「任せる」「感謝する」の統合された<パワー>は、「野球の神が降りてきた」くらい神聖なものだったに違いありません。

翻って、ニンゲン以外のいのちの存在たちは、この「信じる」「任せる」「感謝する」を天に委ねています。森羅万象の美しさは、この純粋な「自分自身ができること」の徹底した絆で繋がっています。ニンゲンが本当の絆を実感できる時代もそこまで来ています。

私たちの世界に溢れる様々な商品にも、その開発秘話がそれぞれにあると思いますが、エルブドールが5月に発売予定の商品は、とんでもなく優れた地球由来のオールスターを統合させた、これまでには世に出ていない価値あるものになっています。
見た目の容器の高級感や過度な期待感を煽る効果効能は謳いませんが、手にしてカラダに触れたとき、その日常から感じる信頼感は、揺るぎないものになると信じています。

お部屋の傍らに置いて、いつでも「かわいいなぁ」とほほ笑んでいただけるよう、デザインも頑張りました(笑)

私たちも、「信じる」「任せる」「感謝する」の気持ちで、ユーザーの皆様の新たな価値観にお答えできるものづくりを続け、共に豊かな未来を見つめていこうと思います。

三咲 円(みさき まどか)

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