製品開発者からのお知らせ

化粧品の品格

 桜が満開になる季節。例年ならば3月後半に咲いていた桜が、今年は4月に入ってなお蕾を固くして、人々の<桜を心待ちにする>気持ちを一心に集めていたように思います。そして、一斉に満開になった週末の、各地の素晴らしい桜の映像がTV報道されるのを見て、これほど桜が美しいと感じたことが無かったなぁ。と思いながら感慨深い思いをいたしました。
 私自身は、桜の名所に足を運ぶことなく、自転車に乗って、青空を背景に可憐に、優美に咲き誇る近所の桜並木の満開の様(さま)を仰ぎ見ながら、早くも初夏の風を感じる中、幸せの深呼吸に何度も胸を膨らませておりました。

 人間の世界が、どんなに複雑な様相に囚われていても、植物たちはいのちの循環に抗うことなく、変わらぬ美しさでつぎつぎに新しい花を咲かせています。
 自分たちに与えられた固有の<個性>のすべてを、余すところなく表現するその姿は、春を迎えるこの季節のいたるところで発見できます。道端のコンクリートの隙間からマゼンダ色の小さな花を一列に咲かせている風景などに出くわすたびに、「植物って最強!」と思ってしまうのですね。

 ところで、人には<人格>という言葉で表す個性があります。それは、その人固有の人としての在り方そのものであり、優劣はありません。同じニンゲン種でありながら、無数の<固有の在り方>が共存している人間界は、驚異ですね。共鳴、共感の領域がとてつもなく広いということです。そして、それぞれの個性に寄り添う無数の<モノ>が社会の中に、提供されている。

 例えば化粧品というカテゴリーにも、固有の価値観から創造された無数の製品があります。それが、オーガニックであれ化学合成であれ、極端な話、人の数だけ購入欲求を満たしてくれる製品が、日々生まれてきています。そして、
 化粧品購入には、いくつもの入り口があります。例えば、成分そのものに特化した興味、ボトルデザイン、香り、ブランド、トレンド、医薬部外品という肌コンディションを医薬的アプローチで改善しようとする期待など。

 化粧品を開発する立場の者としては、製品化する際にいったい誰にこれをプレゼンテーションしたいのか?という最重要目的を明確にすることは大切。エルブドールの<5h‘>を開発する中で、私たちが拘ったお客さまのイメージは
 はっきりと見えております。選んでいただける理由にも、少なくとも内容成分の完成度に関しては、最善、最高レベルの要素を盛り込んでいます。
 ですが、正直なところ、<5h‘>はまだ持つべき方々の手には渡っていないような現状があります。その理由の一番の壁は<価格>ではないかと推察しています。そのようなお声を耳にしているからです。

 エルブドールの<5h‘>はご存じのように、国内初の「特定違法物質審査済証」を取得した<CBD>を化粧品化した製品かつ、海洋深層水、海塩、フルボ酸、さらに大麻草由来のテルペンを融合した<地球の恵み>そのものを化粧品にしたもので、製品は<ボディークリーム>としましたが、その製品価値は、<美容液>です。赤ちゃんにも、大切なペットにもお使いいただける全身対応としてのボディークリームですので、いわば、オーガニック全身美容液なのですね。
 ですから、このコスパに優れた価格に対しては、皆さまの価値観のレベルを上げるキッカケとして、躊躇ならさず思い切ってあなたの日常にこの<高級品>を加えてみてください。

 男性、女性問わず、3ヶ月間使用を続けていただくと、一番製品価値が分かりやすく、実感いただけると思います。私自身の使用経験からも、お客様からのご感想からも期待していただいてよいと思っています。
 マリアージュされた成分が、どのように皆さまの肌や体調、そして日々の幸福感に満たされるのかは、使用される方それぞれの実感が応えてくれるはずです。

 <価格>は、決して高くはないレベルで、ぎりぎり押さえて設定しました。その分、容器素材やポンプの高級感や使い勝手に課題がありますよね。そこは、認識しています。今しばらくどうか皆さまの知恵で上手に使い切っていただくと嬉しいです。次回バージョンアップされた<5h‘>が、見た目も素敵なすっかり使い切れるポンプで登場できるよう、がんばります。そして今日現在もエルブドールの理念をご理解、共感いただき、製品購入いただいている皆さまの応援が本当にありがたく、感謝しかありません。

 ところで、冒頭<人格>のお話をしましたが、多様性の時代の中にも不動の価値観としておそらく長くその立ち位置を辞さないであろう<品格>という日本語があります。
 <品格>とは、その人やその物に感じられる気高さや上品さを表す言葉だと、辞書には解説されています。<人格>とは違って、<品格>には、一定の基準があるのです。そして、その基準は数値では測れない<統合された感性の美>であると私は受け止めています。
 そして<品格>は、人に限らずあらゆる存在に宿る。ですから、化粧品にだって<品格>はあると思うのです。そもそも、気高さ、上品さは、どこから生まれるのでしょう。人も、モノも、見た目の奥にあるストーリーに込められた本物を見極める審美眼とそれを正しく表現する創造力で、揺るぎない固有の<品格>を纏うものなのではないでしょうか。
 それは、合理的なレシピでは再現できない<感性の融合と統合>の世界です。
<5h‘>は、その意図が込められて製品として送り出されています。そしてエルブドールの製品が、<品格>への価値観を拓く皆さまの物語の一ページになれるよう願っています。
混沌とした時代を抜けた先に見えてくるいのちの輝きを創造する。
 これは、私たちがこれから向かう新しい次元に迷いなく自分を生きることのできる価値観の変容でもあります。
 地球上最強の植物、森羅万象への敬意をもって、その普遍の循環サイクルに人の意識が寄り添い還る時代に向かう私たち。
 <原点回帰を気高く生きる>を夢ではない未来に咲かせましょう。

 今回も、皆さまお一人おひとりとお話するような気持ちで、このエッセイを書いています。長くなりましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。
 エルブドールのキャンペーンが4月末まで続きます。是非、内容をご確認いただき、この機会を有効にご活用いただきますようご案内いたします。

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