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大麻草の真実と未来への希望

6月の声を聞いて、まもなく日本列島も梅雨のシーズンを迎えようとしています。
思えばいつの間にか、日本の四季というバランスが冬と夏優勢に傾いてしまって、豊かな情緒を五感で楽しむ季節が、春秋の彼岸に畳み込まれているようで、何ともせわしない一年を生きているように感じます。
人の社会も人間関係も、この3年に起きた出来事で大きな変化がありました。
それは、時代が劇的に変わる予告編だったと言えるでしょう。
すべてのモノつくりの原点が見直され、これまでの還元不能の石油化学工業主体の時代から、いよいよ地球環境の浄化と還元循環の時代に移り変わる過渡期に私たちは生きています。

CBDという新たな呼び名のカンナビノイドによって復活してきた大麻草が、私たちヒトの生命を健全に維持する働きがあることを再認識する流れになったのも、アメリカの医療品業界の法的妨げに屈せず、世界中の研究者が大麻草の優れた性質に注目し続け、数々の論文を発表してきたこの100年の戦いがあったからともいえます。
ノーベル賞受賞者を16人輩出している生体医学の権威、米ソーク研究所も、2016年に<大麻草に含まれる成分が認知症治療に有効>という研究発表をしています。

大麻草に含まれるTHC(カンナビノイドの一種)について

カンナビノイドの主成分THC(テトラヒドロカンナビノール)が日本国内において、諸外国よりも厳しい規制がされている理由は、現在の医療業界と政治的な背景が足枷になっているのではないかというお話もありますが、一般的には、THCの主成分がマリファナという吸引嗜好品として広まり、人体の健全な精神作用を脅かすという負の部分が、社会的に認知されてきた歴史にその要因があると思われます。

しかし、医学の世界での研究結果においては、THCは人体に存在するカンナビノイドが作用する2種類の受容体であるCB1,CB2のうち、脳内に広く分布するCB1と親和性が高く、精神作用性が高いため、その性質を肯定的に捉えた脳機能と精神作用の研究において、前述の認知症治療への可能性などが示唆されるなど、カンナビノイドの成分の新たな発見と進歩は飛躍的に進んでいます。

しかし、このTHCの用法、用量によっては、副作用として不安感、パニック発作、眩暈、幻覚、心拍数の上昇、息切れ、震え、口の渇きなどの症状が出るといわれており、取扱いには専門家の知見が重要であり、現在はまだ医学分野からのアプローチにも厳格なハードルがあるといえます。

CBD(カンナビジオール)が注目されている訳

カンナビジオール(CBD)は、2018年に米国で、2019年には欧州で医薬品として承認されました。
多くの試験から良好な安全性の特徴、忍容性があり、THCのような典型的な効果(精神作用)はなく、乱用、依存、身体依存、耐性は見られないとされています。
また、薬物規制に関する国際条約による規制はないため、海外では健康食品や化粧品成分としても流通しています。
長らく封印されてきた大麻が、現代の細分分析と分離技術によって安全に使用できるようになったことは、喜ばしいことです。

CBDの効能の素晴らしさは、是非個々にお調べいただきたいと思いますが、エルブドールのInstagramにおいても、約1年にわたりその素晴らしさを発信してきましたので、改めてアーカイブからご覧いただきたいと思います。herbes_dorで検索してください。

日本では、健康食品としてのCBDは、オイルやバームなどに加えられて販売されていますが、CBDに含まれる他の微量成分の国内規定が諸外国の基準値と異なるために2020年頃から既成の輸入食品ではなく、CBDを輸入して国内生産するブランドが増えてきました。
現在は、インターネットや動画情報などで、CBDについて多くの情報を得ることができますが、現実的には、まだまだCBDという言葉や成分に一般的な理解が遅れていることや、大麻=麻薬という刷り込みが外せない大多数の意識をかえることが難しい状況ではあります。

しかし、エルブドールがこの新たなCBD黎明期の今、先陣を切って国内向けのCBD製品を企画、商品化しようと決断したのは、理由があります。
過去のあらゆる革命的な進化をもたらしたインターネットや情報機器の黎明期には、その情報を受け取り、未来予測の確信を持てた人々の情熱と行動が社会を動かしていった実績が今に続いているように、世界の産業と環境問題、人間のいのちを考える変革の時代に、森羅万象の植物の頂点である大麻草が、必ず美しい地球と人を再生させる要になると信じるからです。

そして、製品作りに際しては、エルブドールの信用と国の確かな法的基準に沿うために、使用するCBDアイソレート(※)を、日本国内における民間最高水準の検査、調査機関に2年の月日をかけて、国内第一号の「特定違法物質検査済証」を取得しました。
このことは、製品をご愛用いただく皆様への安心の提供と、取り扱う事業者の方への最初のプレゼンテーションになると自信をもってお伝えしたいことです。
(※)CBDアイソレートとは、他のすべてのフラボノイド、テルペン、THCのような他のカンナビノイドのすべてが取り除かれている最も純粋な活性粉末状態のCBD。

日本における大麻草の歴史

3万7千年前に日本に伝わったとされる大麻草は、縄文時代から繊維、食用、薬用、燃料として使われてきました。その万能性を<神の草>として、天皇家でも大切にされており、その神事においては、麻で作った着物を着ると神通力が増すともいわれ、その慣習は、現在も受け継がれています。
日本最古の神社と言われる、熊本の弊立神社は、15,000年の昔からあるといわれている「隠れ宮」ですが、そこにある<日分石板>(推定20万年~30万年前)には、「麻をまとって戦いに備えろ」と刻まれているとか。

そういえば、日本にも「かんなび」という言葉がありましたね。<神奈備>は神が集まるという意味。穢れを払うものとして重宝されていました。神聖さが強すぎて、大麻草が放つエネルギーを借りて、大麻草のもつ力で<魔>を払っていた。というお話です。

大麻草の真実は、地球と人が輝く未来への希望

私は10年ほど前に、大麻草の奇跡を知ってから<麻>に関する探究を続けてきました。
麻の最大の魅力は、<環境を癒す>という性質です。
太古の昔から「神の草」といわれ、奇跡的な効能を発揮してきた植物としての大麻草は、大地の土壌を解毒し、大気からCO2を除去し、放射能を浄化するという特殊な力を持っています。
そのほかにも数えきれないほどの自在変化の素材として活用が期待されます。

私たちのカラダの内部が、地球の生態系と繋がる完璧な循環、自浄システムをもっていることを知ることは、CBDという新たな「原点回帰」への扉を自ら開くこと。
自然の美しさに心癒され、喜びと幸福感を得るように、自分自身の内側から感じる新鮮な健康の鼓動を確かめたいと思いませんか。信じ切る事は、自分自身の中から生まれる最強の成功への道。
難攻不落なマジョリティの中には、必ず時代を見通せる少数派の共感者がいます。
エルブドールの提供する製品は、スーパーボタニカルであり、高貴な精神を育む、最上級のジャパンクリエータープロダクツとして送り出しています。
自信と誇りをもって、この理念を共有して共に輝きましょう。

三咲 円(みさき まどか)

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